生まれて初めての記憶

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天使の梯子

天使の梯子、礼文島。 '06.10.15


子どもの頃、長く住むことになる天塩川沿いの一軒家に住む前は、名寄川近くの団地に住んでいました。

ある日、一直線に長く伸びる坂道を上から見て、
「この道を進んでいったら、どうなるのだろう」
と思いました。
初めての冒険です。

三輪車で勢い良く、走り降りました。
そのまま先へ、三輪車を漕いで進みました。

名寄川の川辺に着きました。
何かをして川で遊んでいたような大人がたくさんいました。

「ここまでよく来たね」
というようなことを言われた気がします。
「早く帰りなさい」
とも言われた気がします。

“帰り道”という意識はありませんでした。
ただ来たところを戻れば何とかなるだろうと思っていました。
印象に残っていた、件の長い直線の坂道が見えるまでは結構かかったような気もします。
印象深い目印の風景になかなか戻れなかったことと、途中から雨が降ってきたのもあって、心細くなっていたようにも思います。

やっと家に帰れるというはっきりした気持ちになれる坂道まで戻ることができたのですが、帰りは登りになっているその坂は、三輪車に乗って上がることができませんでした。
とにかく家に帰らなきゃという気持ちで、雨の中、三輪車はその場に置いていくことにしたのかもしれません。

家に戻ったら母がいて、母にも、
「よくあんなところまで行ったね」
と驚かれました。
もっと怒られるかと思っていましたが、そんなに怒られなかった感じだけは残っています。
三輪車を置いてきたことを怒られると思っていましたが、そのことは全然怒られず、遠くに行ったことのほうを怒られました。
(当然ですね・・)

いくつぐらいの初冒険だったのでしょうね。


もうひとつ、初めての記憶かもしれないものがあります。

こちらは、写真のように断片的にしか記憶に残っていないのですが。
もしかしたら、後から思い込んだ妄想かもしれません。

祖母に連れられ、病院に母を見舞いに行きました。
妹が生まれたのでしょう。

「もう帰るよ」
と祖母に言われました。
「なんでお母さんと一緒に帰ったらだめなの!?」
と駄々をこねたような記憶がうっすらとあります。

妹が生まれた時、私は3才でした。


このどちらかが初めての記憶だと思うのですが。

母に恩返ししたかったなという想いの次に、母から昔の話をたくさん聞いておきたかったなという寂しさが残ります。
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